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ご飯大好き♪

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講演会

9月30日(土)にフェリシモの神戸学校に参加しました。
このブログの”ライフログ”にも紹介している『台所育児~1歳から包丁を』の著者である坂本廣子さんがゲストだったからです。
温大を連れての2時間半はちょっと可哀相だし大変だろうなとは思ったけれど、考え方に影響を受けている人だったので、一度は生で話を聞いてみたかったのです。
案の定、ほとんど会場の後ろの方で、立って温大をあやしつつ聞くことになりました(+_+)。

ざっくばらんな方で、楽しいお話でした。
私が一番印象に残った言葉です
↓↓↓
坂本さんのお父様が

『食べ物は血の通ったもんが作らなあかん。』


とおっしゃったそうです。この言葉が坂本さんの食に対する姿勢につながっているのだと。

以前読んだ雑誌の「おふくろの味」がテーマの対談で、野口日出子さんという料理研究家が

『ごちそうというのは外で食べるものではなくて、お母さんが作るものだと思いますね。』

とおっしゃっていた内容ともつながるな・・・と思いました。
かくあるべし!!!です。

「食育ブーム」で引っ張りだこの坂本さん。自身が主宰のキッチンスタジオも各所で取り上げられたり、福井県小浜市の食育事業にも関われたりと大忙しでノリノリの様です。
子ども向けの調理器具や箸・お椀などをメーカーと共に作ったり、自治体と食品メーカーなどと共にイベントを開催したり、かなり大きな仕事をされています。
商売として成り立っているから出来る。そんな力を感じました。
反面、「手作り一番!添加物はダメ!」という考えをお持ちなのに、上記イベントの協賛メーカーにハム加工食品メーカーが入っているなど、
「・・・ん?」
となる点もありました。「協力してくれるなら、どんな会社でもいい!」と声をかけたそうです。ヘンコな私には到底出来ません。それ位の考え方でないと大きな仕事は難しいのでしょうね。

・・・でも、習い事として、子どもに料理を家庭外で教える事がこんなにももてはやされてしまう事は寂しいものだなとも感じました。
家庭の役割がどんどんなくなってきているのでしょうね。
両親は働いて忙しい、料理も教え(伝え)られてなく、子に教えられない・・・。
先日、新聞に幼児教室の広告がありました。こちら
なんと、お勉強だけでなく、 料理・裁縫・掃除・アイロンがけ・洗濯・ねじ回し(ボトル・ナット)なども教えてくれるそうです。こんな事、家で学ぶもんじゃないのん!?
ここでこんな事を教わった子どもたちは、それらの事を、家庭の日常生活で自然と身につくものではなく、教室で教わるものだと思ってしまわないのかな???そして、その親たちは・・・?
親子の係わり合いが希薄にならないかな?親から教わることで、親も子も成長していき、お互いの信頼関係が築かれる事もあるでしょうに・・・。何でも商売にしてしまうものだと、そしてもうかってしまうものだと。。。

今の世の子育ては難しい・・・のか!?
by tamafuku | 2006-10-07 00:34 | 食べもの